1. inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)|地元素材を使った一杯を、街の小さなコーヒースタンドで

inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)|地元素材を使った一杯を、街の小さなコーヒースタンドで

【投稿日】2017年12月20日(水)| 沖縄発

inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)

沖縄自動車道の許田ICを降りて、さらに車で約12分。名護市城(なごし・ぐすく)にある名護市営市場(なごしえいいちば)の隣で、今日もいい香りを漂わせているのが「inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)」です。まちぐゎーの一角に佇むコーヒースタンドは、店先でひとりでのコーヒーブレイクを楽しんだり、皆が集まる場を和ませる一杯としてテイクアウトしたりと使い方もさまざま。ぶらりと市場巡りの途中で、気軽に立ち寄れるのが魅力です。(まちぐゎーとは「商店街」を意味する沖縄の方言)

この店ならではの地元の素材を使ったコーヒーメニューは、沖縄観光にぴったりのお供になりますよ。

inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)

おすすめは、季節を問わず多くの人々から親しまれている「黒糖ミルクコーヒー」。
まろやかな甘みが喉を通るカフェラテは、お好みでホットorアイスから選べます。オリジナルエスプレッソブレンドに合わせたのは、大宜味村(おおぎみそん)にある「きゆな牧場」から仕入れた牛乳と沖縄県産の黒糖。コーヒーのアロマにミルクと黒糖の風味が優しく溶け合う、癒しの一杯です。各コーヒーのおまけに添えるクッキーを1枚かじりながら、スローに流れる沖縄時間をコーヒー片手に過ごしてはいかがでしょうか。

inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)

せっかく訪れるなら、店頭でしか味わえない「エスプレッソ・ナグーノ」をぜひ。オリジナルブレンドのエスプレッソは、注文を受けてから濃厚なエキスを専用マシンで抽出しています。そこに砂糖を加え、さらに名護市の「勝山シークヮーサー」の果汁を少々。出来たてを受け取ったら、まずはカップに鼻を近づけて、深みのある香りを存分に吸い込みましょう。それからクイっと飲むと、シークヮーサーの酸味が舌に印象的な余韻を残します。

そして、最後のお楽しみはここから。カップの底に溜まった砂糖をスプーンですくって、デザート感覚でも楽しめるんですよ。シャリッと甘苦い美味しさは、エスプレッソ初心者の方もすぐに虜になってしまうことでしょう。

inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)

「今、目の前にいるお客さま。この人のためだけの一杯を毎回淹れるようにしています」と話すのは、店主の松井さん。窓から覗き込むと、銀色のポットからお湯を注ぐ手元に思わず見入ってしまいます。松井さんが思うコーヒーの魅力を聞くと「主役にも脇役にもなれるところだと思います。友人とのおしゃべりを楽しむ場にそっとコーヒーがあるだけで、何となくイイじゃないですか。コーヒーって、きっとそんな存在なんですよね」と、笑みを浮かべます。

inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)

「inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)」では、豆の個性を引き出す直火式で自家焙煎。焙煎の前後に行う、欠けた豆や未成熟の豆を手で丁寧に取り除く「ハンドピック」という作業も欠かせません。常時約10種がそろう豆は、店頭での購入もOK。自宅では冷凍庫で保存し、開封後は早めに飲み切るのが一番おいしい飲み方です。旅行後には、沖縄で出会ったコーヒーをぜひ横に添えて、思い出話に花を咲かせてくださいね。

【店舗名】
inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)

【住所】
名護市城1丁目5-17

【問い合わせ(電話番号)】
070-5498-4587

【営業時間】
8時~18時

【定休日】
月曜、第3日曜

【駐車場】
名護市営市場有料Pあり


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【投稿日】2017年12月20日(水)【投稿者】たびらい編集部

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