1. きしもと食堂|明治38年創業の老舗店 行列覚悟の沖縄そば屋さん

きしもと食堂|明治38年創業の老舗店 行列覚悟の沖縄そば屋さん

【投稿日】2022年09月08日(木)| 沖縄発



創業明治38年(1905年)の『きしもと食堂』は、沖縄では知らない人はいないほどの有名店。週末は行列ができる沖縄そば屋さんです。



店内にはサイン色紙がずらり。舌の肥えた有名人も多く訪れているのですね。       





麺を作る際は、かん水ではなく灰汁を使います。薪を焼いた後に残った灰を水に溶かして寝かせ、その上澄みの灰汁を使って作られた木灰そばは、かん水では出せない独特の歯ごたえやコシが感じられます。



開店と同時にお客さんで賑わうきしもと食堂。「スピーディーに提供できるように」という思いから、厨房内では事前に準備をしています。  



そばは「そば大」と「そば小」のみ。



シンプル イズ ベスト! 昔から愛され続けている理由が分かるようです。



「じゅーしー」も、とてもシンプル。優しい味わいで心がほっこりします。

駐車場は、こちらの地図を参考にしてください。
     
明治38年創業の老舗店。
行列覚悟の沖縄そば屋さん

「好きな沖縄そば屋さんは?」と地元の方に尋ねると、かなりの確率で『きしもと食堂』という答えが返ってきます。沖縄通の方もご存知かもしれませんね。
こちらは創業明治38年(1905年)の老舗店。オープン当初は、沖縄そばとグルクン(沖縄の県魚)の皮の天ぷらを提供されていたそうです。本部町営市場のすぐ近くにお店を構える本店以外に八重岳(やえだけ)店もあります。きしもと食堂の麺は全て広い厨房・製麺場のある八重岳店の方で作っており、木灰(もくはい・もっかい)を使う昔ながらの製法で仕込んでいます。木灰を使用した麺は歯ごたえもコシも抜群。
最近はアルカリ剤のかん水が簡単に手に入るため、かん水を使用している店が多いのですが、きしもと食堂は「ずっと変わらない伝統の味」を保つため、手間と時間を惜しみません。
東村(ひがしそん)から取り寄せるイタジイ(スダジイ)やイジュ(ヒメツバキ)の薪で火を焚き、後に灰となった木灰を水に入れて寝かせ、その上澄み(灰汁)を利用して麺を作ります。木灰には多くのミネラルが含まれているので、身体にもやさしく安心ですね。
メニューは「そば大」と「そば小」、「じゅーしー」のみ。澄んだスープはカツオ出汁。甘く煮た三枚肉はホロリと柔らかく「これぞ王道の沖縄そば」かもしれません。三枚肉を煮込んだ時のスープで炊いたじゅーしーは、ホッとする味付け。テイクアウトもできるので、おそばでお腹が膨れてしまった時はぜひ持ち帰ってみてください。
1日約200人以上は訪れる人気店の味を、あなたの舌で確かめてみませんか?


【住所】
沖縄県国頭郡本部町渡久地5

【営業時間】
11時~17時30分(売り切れ次第閉店)

【定休日】
水曜

【問い合わせ(電話番号)】
0980-47-2887

【アクセス】
沖縄自動車道 許田インターから車で約30分。本部町営市場のすぐ側。

【平均予算】
~1000円
※クレジットカード 不可

【席数】
35席

【駐車場】
あり(11台分)

【メニュー一例】
そば大/そば/じゅーしー

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【投稿日】2022年09月08日(木)【投稿者】たびらい編集部

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